前半 銭形 幸二(ぜにがた こうじ)


わしの名前は銭形 幸二(ぜにがた こうじ)

ICPO(国際刑事警察機構)の警部だ。


...のだが、ここはどこであろうか。

気づいたら見覚えのない屋敷に閉じ込められていた。


他にも連れてこられた被害者がいるようだ。

どうやら集団拉致に遭ったらしい。


犯人に質問しても、ゲームをしろとふざけたことをのたまうばかりで目的が見えてこない。


...誰かを捕まえる目的でここに来たような気もするが、それが誰なのか上手く思い出せない。


もしや、逆に捕らえられて記憶をいじくられてしまったのだろうか。


とりあえず、身の危険が直ぐには迫って居ないことがせめてもの救いかと思い直しながら、渋々犯人の要求に沿って鍵を探すことにした。


ここを無事脱出できた暁には、自分の手で必ず手錠をかけてやると密かに胸に誓いながら。



サブミッション

・鍵を入手出来なかった場合、鍵持ちに投票すること。



12時10

捜索開始


12時15

図書室に到着。

なにかの研究レポートを見つけた。

証拠品

『謎の研究レポート

○○○○○究 と書いてある。

中身は字が汚すぎて読めない。』


12時30

「パァン」と建物のどこかで音がした。

銃声に近い音だ。

急いで図書室を出て、音のした方へ向かった。


12時40

執務室の前で伊ェ門がおもちゃの銃を片手にオロオロしていた。

ほぼ同じタイミングで、慌てた様子の恭子とマモンがやってくる。

どうやらおもちゃの銃を試しに撃ったら、思っていたよりも大きな音がしただけのようだった。


12時45

錠前と次元が同時に執務室に入ってきた。

軽く先程の音の説明が為された後、もう少し捜索を続けると言って自分、次元、マモンは部屋を出た。

次元が玄関と逆の方へ行くのを見て、「別の場所を探すのか」と不思議に思いながらも図書室へ戻った。


13時00

めぼしい物もなかったので、研究レポートだけ持って決めていた通りに食堂へ戻った。