前半 峰 恭子(みね きょうこ)



私の名前は峰 恭子(みね きょうこ)

落とした男は数知れず。

世界きっての結婚詐欺師よ。


...だったんだけど、ここはどこなのかしら。

気づいたら見覚えのない屋敷に閉じ込められていたわ。


他にも連れてこられた人達がいるようね。


先程、警部のような服装をした男性が謎の声に向かって怒鳴っていたが、どうやらここを脱出する為にはとにかく鍵を見つけなければいけないらしいわ。


なんでこんなことになってるのかさっぱり思い出せないんだけど、5人ともマヌケそうな男だから何とかなりそうね。


とりあえずみんなで手分けして屋敷を捜索することを提案してみたら、反対の声は上がらなかったので安心したわ。


見知らぬ屋敷で見知らぬ男と二人きりなんて絶対にイヤだもの。


まぁ、とりあえずは、鍵を見つけた男にちょこっとサービスしてやれば楽勝かしらね。


そんなことを思いながら、食堂を後にした。



サブミッション

・鍵を入手出来なかった場合、鍵持ちに投票すること。



12時10

捜索開始


12時15

近くに寝室があったので入った。

靴と靴下を脱ぎ捨て、足音を殺して他の人の様子を見て回ることにした。


12時20

図書室に銭形がいる。

ナニカを真剣にみて考え込んでいる。

まさか鍵か、もしくは鍵のヒントでも見つけたのだろうか?

証拠品

『ナニカを真剣に見ている銭形

角度的になにを見ているのか分からなかった』

他も回ってみよう。


12時25

玄関には誰もいなかった。誰かが探していてもおかしくないと思ったが、そのまま素通りした。

証拠品

『無人の玄関

誰かが探しているはずの玄関が無人だった。』


12時30

「パァン」と建物のどこかで音がした。

銃声に近い音だ。

慌てて寝室に戻って靴だけ履いて、音のした方へ向かった。


12時40

執務室の前で伊ェ門がおもちゃの銃を片手にオロオロしていた。

ほぼ同じタイミングで、慌てた様子の銭形とマモンがやってくる。

どうやらおもちゃの銃を試しに撃ったら、思っていたよりも大きな音がしただけのようだった。


12時45

錠前と次元が同時に執務室に入ってきた。

軽く先程の音の説明が為された後、もう少し捜索を続けると言って銭形、次元、マモンは部屋を出て行った。

そのあとは執務室で軽く雑談をし、錠前と伊ェ門と一緒に人で食堂に向かった。